このサイトを見ている人は、海外に住んでいる人がほとんどだと思います。海外からの企業研究は、インターネットの活用がメインになると思います。まず、参考になるのが企業のウェブサイトです。企業のサイトへ行ったら、最低限下記のポイントは抑えましょう。
・ミッション、理念
これは考えている以上に重要な要素です。なぜなら、ある企業のミッションや理念こそが、企業を形作るコアだからです。このミッションや理念に共感が持てないようだと、その企業との相性はかなり難しいと言えるでしょう。
・事業ドメイン
会社といっても、様々な事業を抱えているものです。この事業ドメインそして、ドメインごとの売上高と利益率を見ることによって、現在の会社の事業としての強みがどこにあるのか、理解することができます。
・従業員数
会社の正社員の数です。通常は、会社概要のページに記載されています。従業員数が分かったら、売上高を従業員数で割ってみましょう。すると、一人あたりの売上高が算出できます。この情報は、同業他社と比較する際に、その企業の現在の強さを見る上での指標になります。
・売上高(できれば事業ドメインごと)
前述したように、事業ドメインごとのトレンド、また一人あたりの売上高などを算出するために使います。また、単純に、同業他社と比較することによっても、大くのことを教えてくれます。上場企業の場合は、財務情報を開示する義務があるため、IRのページからこれらの情報を入手することができます。上場企業でない場合は、企業のサイトやその他のリソースから、分かる範囲で収集する以外にないと思います。
・利益率
利益率は、どの業種、どの会社でも非常に重要視されている数字です。売上高は高くても、利益率は低い、といったことはよくあることです。この数字も、同業他社と比較してみましょう。
例えば、公開されている情報によると、2007年のアマゾンの売上高は約1兆5千億円となっています。一方、アマゾンの競合であるeBayの売上高は、その約半分くらいです。しかし、利益率を比較してみると、アマゾンがたったの2%前後であるのに対し、eBayの利益率は15%前後となっており、最終的に会社に残っているお金はeBayの方が遙かに大きい、といったことが分かります。
・プレスリリースで動向をチェック
多くの人はこのページを読みこみませんが、非常に重要なことがこのページに書いてあります。プレスリリースとは、企業が発行する、マスメディア向けの情報ソースです。つまり、社会に対して企業が知ってほしい、と考えていることを、わざわざニュース形式にして公開しているのです。
この情報をじっくり研究することによって、企業がどこに力を入れているのか、何を重要視しているのか、理解することができます。最低でも、過去3年分くらいは遡ってチェックしましょう。