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企業研究の方法─もくじ

  • 企業研究は超重要!
  • 業界研究の方法
  • 会社を知る ─企業研究の方法
  • 企業研究した内容のまとめ方と使い方
  • Googleアラートを有効活用しよう
  • 職種選びは慎重に
  • 企業が海外留学生を採用する理由
  • ボストンキャリアフォーラム参加企業数の推移
  • IT業界志望者向けの、情報収集サイト『キーマンズネット』
  • 北米(アメリカ・カナダ)留学生が選ぶ人気企業のランキング
  • 企業研究は超重要!

    なぜ企業研究をするのか?


    就職活動は、よく恋愛に例えられますが、好きな人のことを何も知しりもしないで、相手に告白する人はいないと思います。仮にいたとしても、「あなた、私の何を知ってるの!?」と言われて、十中八九、振られてしまうでしょう。

    企業研究をすることにより、業界や会社そして職種への理解を深め、より自分の適性に合った会社を見極められるようになります。また、受ける会社に対し、自分の志望度が本物で高いことをアピールすることができます。



    企業研究のステップ

    企業研究には大きく3つのステップがあります。このステップを船に例えると、次のようになります。

    1.海を知る(業界研究)
    2.船を知る(会社研究)
    3.人を知る(職種研究)


    業界とは、その船が浮かんでいる海のことです。海によっては、安定していて変化がない海もあれば、大嵐が吹き荒れていて、多数の船が沈没している海もあります。この海の状態をチェックすることにより、大きな流れをつかむことができます。


    次に、その海に浮かんでいる船のことを考える訳ですが、この船が「会社」を表しています。船にはサイズがありますが、数万人を抱える巨大戦艦もあれば、数人の小型ボートもあり、様々です。また、最新型の設備を搭載した船もあれば、旧態依然とした古い設備をずっと使っている船もあります。


    最後に職種ですが、これは乗った船で自分がどの役割を担うか、ということです。営業、企画、開発、経理、法務など、様々な職種があります。また、そこで働いている人たちとの相性も重要です。

    業界研究の方法

    業界の種類


    業界をざっくりと分けると、製造業、金融、商社、流通、サービス、情報通信(IT)の6つに分けることができます。モノをつくる製造業、お金を動かして 利益を得る金融、モノを動かして利益を得る商社、モノを消費者に売るって儲ける流通業、かたちのないものを売るサービス、ハイテク技術を使って付加価値つける情報通信、といった形です。

    サイトの活用


    就職活動をしている学生が業界研究をするのに最も役立つのは、なんと言っても学生のために作られた専門サイトでしょう。

    ボストンキャリアフォーラムの主催会社は株式会社ディスコですが、このディスコが運営する日経就職ナビ は、業界研究の情報も実によくまとまっています。どうしてCFNのサイトに掲載しないのか不思議ですが、会員登録をすれば無料で使えるコンテンツなので、登録して熟読しておきましょう。必ず役立ちます。

    industry.JPG

    会社を知る ─企業研究の方法

    このサイトを見ている人は、海外に住んでいる人がほとんどだと思います。海外からの企業研究は、インターネットの活用がメインになると思います。まず、参考になるのが企業のウェブサイトです。企業のサイトへ行ったら、最低限下記のポイントは抑えましょう。


    ・ミッション、理念


    これは考えている以上に重要な要素です。なぜなら、ある企業のミッションや理念こそが、企業を形作るコアだからです。このミッションや理念に共感が持てないようだと、その企業との相性はかなり難しいと言えるでしょう。


    ・事業ドメイン


    会社といっても、様々な事業を抱えているものです。この事業ドメインそして、ドメインごとの売上高と利益率を見ることによって、現在の会社の事業としての強みがどこにあるのか、理解することができます。


    ・従業員数


    会社の正社員の数です。通常は、会社概要のページに記載されています。従業員数が分かったら、売上高を従業員数で割ってみましょう。すると、一人あたりの売上高が算出できます。この情報は、同業他社と比較する際に、その企業の現在の強さを見る上での指標になります。


    ・売上高(できれば事業ドメインごと)


    前述したように、事業ドメインごとのトレンド、また一人あたりの売上高などを算出するために使います。また、単純に、同業他社と比較することによっても、大くのことを教えてくれます。上場企業の場合は、財務情報を開示する義務があるため、IRのページからこれらの情報を入手することができます。上場企業でない場合は、企業のサイトやその他のリソースから、分かる範囲で収集する以外にないと思います。


    ・利益率


    利益率は、どの業種、どの会社でも非常に重要視されている数字です。売上高は高くても、利益率は低い、といったことはよくあることです。この数字も、同業他社と比較してみましょう。

    例えば、公開されている情報によると、2007年のアマゾンの売上高は約1兆5千億円となっています。一方、アマゾンの競合であるeBayの売上高は、その約半分くらいです。しかし、利益率を比較してみると、アマゾンがたったの2%前後であるのに対し、eBayの利益率は15%前後となっており、最終的に会社に残っているお金はeBayの方が遙かに大きい、といったことが分かります。


    ・プレスリリースで動向をチェック


    多くの人はこのページを読みこみませんが、非常に重要なことがこのページに書いてあります。プレスリリースとは、企業が発行する、マスメディア向けの情報ソースです。つまり、社会に対して企業が知ってほしい、と考えていることを、わざわざニュース形式にして公開しているのです。

    この情報をじっくり研究することによって、企業がどこに力を入れているのか、何を重要視しているのか、理解することができます。最低でも、過去3年分くらいは遡ってチェックしましょう。


    企業研究した内容のまとめ方と使い方

    企業研究はまとめておこう



    企業研究は、必ずエクセルかワードのドキュメントに整理してまとめて置きましょう。 これらの情報は、ボストンキャリアフォーラム当日に持ってゆく、大切な基礎資料となります。ボストンでは短時間でかなりの数の会社を回ることになるため、すべての会社の情報を暗記することは不可能です。ですから、各社1,2ページに情報をまとめておいて、いつでも印刷して取り出せるようにしておくべきです。



    質問表をつくるべし


    企業研究のまとめを作成するプロセスで、必ずしておいた方がよいことは、相手のツボをつく質問表を作成しておくことです。

    ボストンキャリアフォーラムに限りませんが、面接があった場合は、必ず最後に「何か質問はありませんか?」と聞かれます。そんなとき、もし事前に質の高い、相手が喜んでくれるような質問を用意しておけば、相手は「ああ、この応募者は本当にうちの会社に興味があるんだな。」と感じてくれます。

    また、結果として、話が非常に盛り上がりますし、相手にしゃべらせることができます。一般的に、面接でもインタビュアーにいっぱいしゃべらせる ことができれば出来るほど、インタビュアーは面接を受けるアプリカントに対して非 常に好印象を持つと思います。

    Googleアラートを有効活用しよう

    役立つ自動化ツール、Googleアラート


    企業研究するときに役立つ自動化ツールの一つは、Googleアラートです。Googleアラートは、自分の興味あるキーワードと、自分のメールアドレスを登録しておけば、ネットの世界を自動的に巡回して、情報ソースを教えてくれる便利なサービスです。もちろん利用は無料。

    googlealert2.gifこのサービスを使って、自分が希望する業界、会社、またはビジネスのキーワードなどの情報を収集するとよいでしょう。一度登録すればあとは勝手に動いてくれるので、非常に役立ちます。会社の固有名詞を入力しておけば、常に会社に関連する最新の情報を教えてくれます。

    Googleアラート

    職種選びは慎重に

    職種選びは人生を大きく左右する


    学生が深く考えずに、後々の人生を振り返って後悔する可能性が高いのが、この職種選びです。業界が海、会社が船であるならば、職種というのは、乗った船の中で何をするのか?という問題です。

    実は、就業経験のない学生たちにとって、最も難しいのがこの職種選びで、仕事をやった経験がないがために、どうしてもイメージ先行型になってしまいがちです。

    よくあるのが、「どんな業界を志望しているのですか?」と学生に聞くと、「外資系金融とコンサルです。」という答えが返ってきます。

    しかし、投資銀行などの金融業と、コンサルティング業界のコンサルタントの仕事内容を比べてみると、共通点は激務と高給ということくらいで、中身はまったく異なります。ですから、自分の適性や職種について深く考えている人は、軽々しく、上記のような答えをしない可能性が高いと僕は思っています。


    職種についての理解を深める方法


    最もよいのは、なんと言っても実際に仕事をしてみることです。その意味で、インターンシップはとても有効な手段です。業界や会社、そして職種についての実体験に基づいた経験を得ることができるからです。

    インターンシップは、ボストンキャリアフォーラムで探すのもひとつの方法ですが、もし帰国できるなら、日本にもたくさんその機会があります。日経就職ナビ にはたくさんのインターンシップの情報が掲載されています。学校のケジュールが合うようだったら、是非応募してみるといいでしょう。

    また、日経就職ナビは、インターンだけでなく、職種についての解説も豊富です。知識ベースだけでも、勉強しておくとよいでしょう。理解の幅が広がります。

    job.JPG

    企業が海外留学生を採用する理由

    企業が海外留学生を採用する理由


    企業はなぜわざわざ高いコストをかけて、ボストンキャリアフォーラムで海外留学生を採用するのでしょうか?主催会社のディスコが行った調査によると、下記のような理由があるそうです。

    海外留学生を採用する理由 - http://sheet.zoho.com

    資料出所:株式会社ディスコ「新卒採用等に関するアンケート調査」(07年6 月)
     調査対象は全国の主要企業、2007 年606 社(158 社回答)、複数回答


    企業が海外留学生に期待していること


    上記のグラフでも分かる通り、企業が、ざわざ高いコストをかけてボストンキャリアフォーラムで留学生を採用するのは、語学力だったり、モチベーションの高さだったり、専門性だったりします。明らかに、国内の大学生たちとは異なる期待を背負っている訳です。

    こういった企業の動機を理解した上で就職活動を進めるのと、そうでないのは、大きな差が生まれてくることは言うまでもありません。

    ボストンキャリアフォーラム参加企業数の推移

    ボストンキャリアフォーラム参加企業数


    下記の図は、94年から07年までのボストンキャリアフォーラム参加企業数の推移です。8番で落ち込んでいるのは、同時多発テロの影響です。しかし、その後参加企業数は順調に推移し、07年度には過去最高200社を超えています。  


    ボストンキャリアフォーラム参加企業数の推移 - http://sheet.zoho.com

    資料出所:株式会社ディスコ

    IT業界志望者向けの、情報収集サイト『キーマンズネット』

    IT業界向けの情報収集のポイント


    どの業界でもそうですが、特にIT業界は、高い専門性が必要とされる業界の一つです。ビジネスモデルから、製品が作られているテクノロジー、製品の特徴、強みや弱み、課題など、知っておくべき情報は多岐に渡っています。

    では、IT業界で実際に働いている人たちは、いったいどうやって情報を収集しているのでしょうか?もし、実際に働いている人たちと同じ情報に、キャリアフォーラム前に触れておくことができれば、面接などでも、大いに話が盛り上がることは間違いありません。

    答えを明かしましょう。一つは雑誌です。そして、雑誌では日経コンピュータ、日経情報ストラテジーがトップです。しかし、海外留学生がこれらの雑誌を入手するのは容易ではありません。

    ではWebではどこのサイトを見ているのか?

    答えは、比べて選べる。相談できる。IT選びの新基準 【キーマンズネット】です。


    キーマンズネットとは?


    キーマンズネットとは、リクルートが運営する、企業のIT製品選びをサポートするためのサイトです。会員登録すると、基本的なIT用語や技術の解説から、各社の製品の詳細な情報など、様々な情報を入手することができます。

    つまり、このサイトをくまなく見ておくだけで、就職活動に必要な基礎知識や、業界の動向、製品知識をくまなく得ることがでいるのです。

    このサイトは、IT業界、特にプロダクトを持っている会社にとっては、非常に重宝されているサイトで、多くの企業が利用しています。


    どうやって会員登録するのか?


    このキーマンズネットは、社会人向けのサイトのため、通常は学生は登録しません。しかし、海外留学生でも問題なく会員登録をすることができます。

    まずは、トップページにアクセスしましょう。そして、右下にある『会員登録』のアイコンをクリックします。

    keymans01.jpg
    すると、規約の画面になるので、興味のある分野を選択し、『上記に同意し、会員登録へ』のボタンを押します。

    keymans02.jpg

    ここからが問題ですが、次の画面に進むと、会員情報を入力する画面になり、その中に、『勤務先の情報』を入力する欄が出てきます。

    keymans03.jpg
    「自分はまだ学生で、入力できる内容がないからダメだ。」

    そう思って登録をあきらめてしまう人がいるかもしれません。しかし、臆することはありません。勤務先の情報は、次のように入力しましょう。

    勤務先 ⇒ 大学名

    役職 ⇒ なしを選択

    郵便番号 ⇒ 桁が合えば海外のもの、合わなければ、日本の実家のものを入力しましょう。

    住所・都道府県 ⇒ その他を選択

    電話番号 ⇒ 海外の電話番号

    従業員規模 ⇒ 大学の学生数を入力

    目的 ⇒ 「IT製品を販売するために、検討・研究する立場にある」を選択

    役割 ⇒ 「情報収集をする立場」を選択

    目的 ⇒ 「T製品を販売するために、検討・研究する立場にあるを選択


    実はこの記事を書いている僕は、IT企業のマーケティング担当者として、このサービスを使う側にいたのですが、実際、多くの学生がこのサイトに会員登録をして、情報収集を行っていることに気づいていました。

    IT業界を目指す皆さんにとっては、長い付き合いになるサイトの一つのはずです。会員登録はもちろん、無料です。すぐに登録して、情報収集を始めましょう。

    ⇒ 【キーマンズネット】に会員登録する。

    北米(アメリカ・カナダ)留学生が選ぶ人気企業のランキング

    北米(アメリカ・カナダ)留学生が選ぶ人気企業のランキング


    DISCOの発表によると、最新(2007年度)の北米(アメリカ・カナダ)留学生が選ぶ人気企業のランキングは、次のようになっています。


    1. Goldman Sachs
    2. ソニー
    3. Ernst & Young
    4. トヨタ自動車
    5. Deloitte Touche & Tohmatsu
    6. 本田技研工業
    7. 松下電器産業
    8. 伊藤忠商事
    8. 博報堂
    10. 三菱商事
    11. Microsoft
    11. 電通
    13. Morgan Stanley
    14. KPMG
    15. 住友商事
    15. 三井物産
    17. Deutsche Bank
    18. The Boston Consulting Group
    18. IBM
    20. GE
    20. JPMorgan
    20. PricewaterhouseCoopers
    20. Johnson & Johnson
    24. Accenture
    24. Citibank
    24. Merrill Lynch
    27. Bain & Company
    28. McKinsey & Company
    28. 富士通



    人気企業ランキングの使い方


    人気企業ランキングの使い方ですが、重要なのは、あまり気にしないことです。これらのランキングは、就業経験も情報もない学生が、イメージで選んでいるものがほとんどなので、選んだ根拠があまりないのがほとんどです。

    ただし、「人気が高い=応募する学生が多い」ということにはなるかと思いますので、それだけ競争が激しいことを覚えておいたらよいと思います。

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